【注意】このブログには夏の画面が表示されます。
夏の終わりという季節の変わり目だけは何故だか人はノスタルジーに浸りセンチメンタルな気持ちを抱く。
あんなに暑くて苦しかったのになぜ人はそのようなドM気質を引っ張り出すのか。
不思議なものである。
遡ること8月17日
結局関東に来なかった台風7号を見送り、ワタシは新幹線に乗った。
行き先は長野県上田市
実はエルベねーさん(id:elve)の本家?があるという謎の因縁。
あっという間の1時間ちょい。
35℃という気温にも関わらず、汗が全く出てこない。湿度がないからだ。むしろ涼しく気持ちいいくらいの晴れ空。
駅に到着すると変わらぬ2人の姿が見え、安堵。
ここでいう2人。W夫婦とは10年来の付き合い。(話すと朝になるので今回は割愛)
2人とも70代。東京からの移住者で
旦那さん(以下おじさん)はホテルマンを退職、少しデカめの家庭菜園をやっている。
奥さん(以下おばさん)は藍染作家をやっていて素敵な作品を作られている。
ワタシの行く期間中に
「藍の生葉染めのワークショップをやるからアンタに構ってらんないわよ」
「じゃあ、お手伝いするね」と。
駅を出るとあーでもないこーでもないと話しつつ駅から大きいスーパーで買い出し。
家到着。
はじめまして、チー。
少しお昼寝してから明日の準備。
畑から藍の葉を摘んで袋詰め
今日はここまで。おじさんがいつも行く村営のお風呂が予想外に早仕舞いしていたので、少し山奥の温泉へ。
夏は加熱せず、源泉のままでお湯がぬるい。そのくせ湯冷めしない。最高である。
ついつい長風呂してしまいそうになるが、おじさんとの待ち合わせ時間があるので粛々と入浴。
また行きたい。
夕飯
2人で食べても面白くないから、3人で食べて楽しいものをと、手巻き寿司。
木のお盆とかさ、もう最高。
そして、寝る部屋(離れ兼ギャラリー)
もうさぁ、いちいちなんなんだ、素敵か?素敵なのか?素敵なんだよ。
暮しの手帖みたいなの。もう。どこもかしこも。
翌日朝
卵も女子1人で経営してる小さな養鶏場の卵。
野菜は全ておじさんの育てたもの。
不味いわけがない。美味いしかない。
50年使ってるカゴに飲み物をいれて。いざ会場。
おじさん準備中(お前も手伝え)
ワークショップ会場で設営、受付業務。20名定員満枠ありがうございます。
まずは昨日、畑で摘んで袋にいれた藍の葉を洗い、洗濯ネットにいれて色が出るまで揉みしだく。(3分)
緑色の水が出てきたら水に浸けてたシルクスカーフをIN。優しく揉んで
水に入れると
まあ素敵。あら不思議。
綺麗に仕上がりました。
実際は10分もないワークショップだったけど、設営片付けで午前中かかって。
帰り道。車窓の夫神岳が綺麗。風気持ちいい。藍染ロンTもいい色。
フジーっお昼作るの手伝ってー
はーい。
ワタシが切った全力千切りきゅうり冷やし中華
からのお昼寝?
今日こそは村営のお風呂。
夕飯
おばさんの握るおにぎり大好き。
私が餡から作った餃子
チー「ワイのゴハンは?」
色々写真載せましたけどね。ワタシも田舎育ちだけどさ、ウチはこんなキラキラな田舎じゃないよ?
空気感最高じゃん。
なんていってたらあっという間に帰る日になり、名残惜しく帰ってきました。
2泊3日の間、おばさんがタンブラーにカルピスを入れてくれたり、グラスに注いでくれた。
それがとても美味しいの。子供の頃、カルピスなんて独り占め出来なかったから。
自分の中でカルピスが夏の味確定。(ビアガーデンで終始カルピスサワー飲んでました)
また行きたい。
なんなら住みたい(迷惑)